今までも、これからも | 株式会社メイクアップディメンションズ
会社案内
第五章 今までも、これからも(2000年~2006年)
CM出演が新たな仕事を呼ぶ
世紀末、2000年。自分が生きている間に、20世紀から21世紀へ移行する瞬間を体験できるなんて感激でした。子供の頃、21世紀は夢の世界としてアニメに描かれていたし、それが現実になると思うだけでわくわくしたものです。世間はコンピューターの日付変更プログラムに問題があるかも?と大騒ぎだったけれど。。。それよりも、ある意味思い出深い出来事といえば、なんといっても「2000円札」の発行 でしょうか。なんかすごいような、そうでもないような不思議なかんじでした。実際にお札を手にすると案外感激は薄かったように思います。普通にお金として 使用できるのに、他のお札と混ざっているとなぜか違和感があり、使えない機械が多かったことも原因ですが、私はいつのまにか「記念のお札」として保管して あるだけになりました。

エプソンのCMより

その次の出来事としては、私が「エプソン」の企業CMに出演させていただいたことです。それよりも少し前に 「ようこそ先輩」というNHKの番組に出演させていただき、それを偶然見て下さったCMディレクターが、丁度「エプソン」の企画を考えていたところで、な にかひらめき?があったらしく、私を使った企画を思いつかれたようでした。企画提出前にプロデューサーからお電話があり、「企画が決まった時はお引き受けします。」という返事をしていましたが、その時は、まさか本当に決まるとは夢にも思いませんでした。結局CM出演の運びとなり、特殊メイクで子供3人を妖精にメイクする過程を撮影しつつ、自分も「特殊メイクアップアーティスト・江川悦子」として出演しているという状況なので、結構大変な撮影となりました。
企画が決まってから撮影日までの時間があまりなかったため、妖精3人の製作準備に追われ、撮影当日はくたび れて目が真っ赤になり、目藥をさしたり、目もとにパックをしたり、少しでも元気に見えるようにメイク直し(それなりの年齢でもあり限界はありましたが、ま あどうにかなったというかんじです。)それでも、カラフルな衣装とかわいい妖精達に囲まれて、とても楽しい思い出に残る仕事になりました。人生いろいろ。
25周年を迎えて

その後も順風満帆とまではいかないけれど、大小さまざまな波風を受けながら、どうにか航海を続けているかんじです。スタッフの中には社内結婚をした者もいて、今も頑張ってくれています。

気が付けば、今年2006年11月には会社にして満20年。アメリカ時代5年間を加算するとこの仕事をはじ めてから25年になりました。こんなにも長いこと続けてこられたのも、お仕事を一緒にさせてくださった関係者の皆様、一緒に頑張ってくれたスタッフ、そして家族のおかげと心より感謝しています。なんか記念に残る「感謝パーティ」など開けたらいいなあ。。。。

2006年撮影現場にて

ところで近年、映画「ハリー・ポッター」や「ロード・オブ・ザ・リング」が人気を博し、その流れをうけてか、このところ元気のいい日本映画界にも、特殊メイクは盛んに取り入れられています。当然ながらこの流れは、特殊メイクをめざす若者たちの増加へと繋がってきました。
私は縁あって、1999年から専門学校・東京ビジュアルアーツで、特殊メイクの顧問として、授業は外部講師数名のチームワークで進めながら行なっています。また、日活芸術学院でも、特殊メイクコースに弊社スタッフが講師として参加し、新人育成にも微力ながら協力しています。今では多くの卒業生が映像業界で活躍するようになりました。偶然、同じ撮影現場で元教え子に会うこともあり、すっかり撮影現場に解けこんで、テキパキ働く姿を見るのはうれしいものです。
あっという間の30年!
2016年、ついに当社も設立から30周年を迎えました。あっという間の出来事のような感じですが、ひとえに応援してくださっている皆様のおかげです。
アトリエ&事務所を日活スタジオから完全に東宝スタジオに移して8年。その前、約2年ほど日活と東宝2カ所で活動していた時期もありましたが、利便性から1カ所にまとめました。完全に東宝に移ってからも最初は旧本館(昔のオフィスビル)にて活動。そして現在のモスラの絵の付いた建物に移転して8年。移転を機に展示ルーム兼会議室を設け、実際の作品を見ながら大勢で打ち合わせが出来るスペースも作りました。
スタッフも勤務歴20年以上のベテランから20代若手まで揃ってチーム力も充実。CGのなかった時代からCGと共存の時代へと変化しつつ活動を続けています。更なる歴史をきざむべく、応援してくださっている皆様、これからもどうぞよろしくお願いします!!